こんにちは。えふたすの野中です。
今回は、ストレッチの専門家としての顔をもつ私からストレッチについての解説をさらっとしていければと思います。まずはストレッチの種類と特性についてです。
この答えは、ずばりこれです。
「ROM(関節可動域)を向上するため」です。
なので今回紹介するストレッチやトレーニングは全てこれに当てはまっているものです。
今回は代表的なストレッチを3つお伝えします。
それは、
・スタティックストレッチ
・バリスティックストレッチ
・P N Fストレッチ
この3つです。それぞれ特性がそれぞれありますので、簡単説明していきます。
まずは、スタティックストレッチです。
ちなみにスタティックストレッチは「静的ストレッチ」とも言われます。
特徴としては、
○呼吸に合わせ最低30秒以上最大可動域でキープさせる
○ゆっくり伸ばすため腱や靭帯、筋を傷つける危険性が低い
○リラックス効果があるため、運動パフォーマンスとしては下がる
など
このような効果がある、スタティックストレッチなので、比較的クールダウンに使われることが多いです。またこの後紹介するバリスティックストレッチの前に行い、組み合わせで準備体操としている方もいるようです。
余談ですが、マシントレーニングやフリーウェイトでのトレーニングをする前はあまりスタティックストレッチを入念にするのはお勧めできません。前述の通りパフォーマンスが下がってしまうストレッチなのでいつもは持てている重さも「抜けて」しまうかのせいがあります。トレーナーさんに相談しながらしていくことをお勧めいたします。
個人的には自重トレーニングにウォーミングアップをすることをお勧めいたします。
2つ目は、バリスティックストレッチです。
バリスティックストレッチは「動的ストレッチ」とも呼ばれています。
特徴としては、
○反動をつけ、号令をかけながらやることが多いです。
○急に可動域が上がるため、腱、靭帯、筋肉がそれに耐えれず傷つく可能性があります。
○運動パフォーマンスは上がるため、ウォーミングアップのストレッチの最後にすることが多い
このバリスティックストレッチは、「〇〇体操」と言われているものは、ほとんどがこのストレッチの部類になります。例えば、ラジオ体操やブラジル体操なんかもそれに当たります。
最後3つ目は、えふたす整体院でも使用している技術「P N F」の理論をもとに行われるストレッチ法です。
特徴は
○二人組で行うペアストレッチで、筋収縮の「等尺性収縮(アイソメトリック)」の性質を利用したストレッチです。
○形さえしっかり覚えられれば、誰がやっても70%のくらいの効果が見込め、関節可動域の向上には即効性がある
○技術の熟練度により効果が変わってくる
○パフォーマンスは、P N Fの技法の種類により変わる。一般的にP N Fストレッチを指したものの場合はパフォーマンスは下がる。
「あれ?パフォーマンスは下がっちゃうの?!」と思った方。実はそうなんです。一般的にP N Fストレッチを指した場合は「ホールド&リラックス」という技法を行なっている事が多いのですが、、、名前の通り「リラックス」します。なので、このストレッチは基本的にはクールダウン時に行うか、他のトレーニングなどと組み合わせて筋肉をしっかり使える状態にしなければなりません。
もちろん、P N Fの技法は「ホールド&リラックス」だけではないので、その辺りをしっかりと理論を知った上で行う事が大事になってくるのです。
「ストレッチ」と一言で言っても実は、やり方や効果なども様々です。ただし、ROMを向上する事が目的のものであるので、ストレッチをやってもやっても柔らかくならない。。。という事であれば、ストレッチの方法などが間違っている事が多いです。まずはしっかりと専門家に見てもらい自分で再現できるようにしていくことをお勧めいたします。
※P N Fとは・・・
1940年代の後半に、医師であるKabat博士がポリオ後遺症患者の筋収縮を高めるための生理学的理論を構築し、KnottとVossの理学療法士と一緒に開発した運動療法PNF (proprioceptive neuromuscular facilitaition;固有受容性神経筋促通法)である。
現在では、脊髄性の疾病だけでなく、中枢神経疾患・末梢神経疾患・スポーツ傷害(外傷・障害)なども対象となる。
Kabatが、ポリオ後遺症患者に対するリハビリテーションからSherringtonの研究などを基にした神経生理学的原理を引用、理論化し、弱い遠位筋の反応を機能的に関連のあるより強い近位筋からの発散によって促通する際に、最大抵抗と伸張の効果を確認できるらせん的および対角線的な特徴をもった集団運動パターンの運動の組み合わせを発見した。(日本P N F学会H Pより抜粋)
1940年代よりアメリカの高度な治療・リハビリテーションの技術として使われてきた『PNF(proprioceptive neuromuscular facilitaition;固有受容性神経筋促通法)を元に、更に動き方や姿勢に特化してより一般的な症状に対応できるようにした『えふたす式PNF整体法』では、特に体幹部分に原因の症状(頸椎・腰椎ヘルニアなど)に大変効果的な手技になります。
実は身体の痛みのほとんどの原因が「動き方・動かし方」によって引き起こされていることをご存知でしょうか?人間には約70箇所の関節がありそれぞれが、動かせる範囲が人によって多少の差はあるものの基本的には決まっています。ただ、その関節が動かせる角度は関節の周りにある筋肉や腱、靭帯さらには皮膚の柔軟性によって大きく変化してきます。
それにより、本来動くべき箇所が動かず、他の箇所が動いてしまう事が多々あります。これを「代償動作」といい、これこそが痛みの原因の90%以上を占めます。スポーツ障害・一般症状また、重大な症状の方もこれが原因のことも少なからずあります。
病院でのMRIやレントゲン検査に当然ながら動き方や代償動作の箇所は映し出されることはありません・・・
あなたの腰痛や多くの痛みは病院では異常なしと診断されても様子を見ましょうと言われても痛みが出ている可能性があります。
マッスルケア仙台 代表
水戸部 哲也 先生

えふたす整体院推薦文
私と、野中先生との出会いは、先生がちょうど整体院をオープンするにあたり経営の勉強をしていた時に初めてお会いしました。その後、様々な症例や治療技術や理論について意見交換をたくさんしてきました。
やはり様々なプロアスリートを相手に仕事をしてきた自分からしても、野中先生の治療技術は目を見張るものがあります。知識量もさることながら、患者さま一人ひとりの症状に真正面から向かい合って治療や運動指導をしていく姿には感銘を受けたほどです。アスリートからはもちろん、地域スポーツのお子様〜リハビリの必要なお年寄りまで幅広く施術をこなし、それぞれで多くの支持を受けています。
プロスポーツの現場で培われた経験と技術。他では考えられない全く新しい角度からの治療やリハビリプラン。そして何より先生のお人柄の良さ。えふたす整体院には、人を元気にしていく源と言っても過言でないほどの整体院です。是非一度、えふたす整体院で至高の施術を受けてみてください。皆さんの痛みに対する考え方が一変する事でしょう。


【お客様へのお願い】
「えふたす整体院」は現在一人での施術を行っております。
このため1日にご予約をお受けできる数に限りがあり、場合によってはお断りさせて頂いております。ですので、当日のキャンセルのみになりますがキャンセル料を施術一回分を頂いております。
また、施術は必ず運動のできる服装でいらしてください。お着替えの用意もしておりません。
上半身の痛みでも、施術は全身に渡るものになるのでスカートやジーパン、革パンなどでは施術をお断りする場合がありますのでご了承ください。
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